私たちの体は、食べた物で出来てます!旬・和食・安全を意識して食したい。


こんにちは、「むすび」石原です。

唐突ですが、最近は、どんな食事されていますか?

  • 栄養をたくさん摂ってるはずなのに、すぐ疲れる、眠い、眠れない、イライラ、怒りっぽくなった、、
  • 健康に気を配ってるはずなのに、便秘、貧血、冷え性、肌荒れ、アレルギー、風邪も引きやすくなった、、
    何かしら不調を抱える現代人は、少なくないです。

体の不調が快方に向かって、体調が良くなった! 食べるものが見直され、体が変わってきた! 少しずつでも、変化が実感できるきっかけになりましたら、嬉しく思います。



【 お伝えしたいこと!目次 】



  1. 私たちの体は、食べたものでできている
    1. 食の大事は、万国共通の関心事
    2. 食と向き合って、気づく食の価値
  2. 旬を意識してみよう!
    1. 作物には旬があり、得意分野がある
    2. 春苦味、夏酸味、秋辛味、冬厚味
    3. トマトとホウレン草、年間栄養推移
  3. 日本食を意識してみよう!
    1. 灯台下暗し、見直そう日本の和食
    2. 塩分少し多いも、和食は栄養理想食
    3. 欧米人よりも長い、日本人の胃と腸
  4. 安全を意識してみよう!
    1. 作物本来の姿、想像してみて欲しい
    2. 栄養面も優位、無農薬や有機栽培
    3. 可能なら、素性の分かる食を選ぼう



1. 私たちの体は、食べたものでできている


食の安全

▲ 世界一の長寿民族「日本人」を育ててきたお米。


1-1. 食の大事は、万国共通の関心事

You are what you eat.
「あなたは、あなたが食べたものです。」

フランスの美食家ブリア・サヴァラン氏の言葉で、英語圏のことわざです。食べものが重要なのは、世界どこも共通ですね。

肌も、髪も、骨も、内臓も、血液も、私たちの体は全て、私たちが口にしたものから、作られています。

食べたものは、胃で砕かれ、様々な栄養になって吸収されます。
吸収された栄養は、血液になって、体の隅々まで運ばれていきます。良い血液は、良い体を作ります。悪い血液は、不調や病気を招きます。

血液は、現在の医学で作れず、体からしか作ることが出来ません。その体を作るのは、全て食べものなんですよね。



安全な食材

▲ 食材の合う合わないは人其々、良いも悪いも両面。


1-2. 食と向き合って、気づく食の価値

もちろん食べものは、人によって、合う合わないがあります。体質によっても、変わってくるでしょう。

  • 「体に良さそうなもの」だって、原料はどうなのだろう。農薬や肥料はどうなのだろう。流通中の殺菌剤投与だってあります。
  • 「体に悪そうなもの」だって、害にならない時もあります。
    ストイックになり過ぎても、楽しくないですしね。楽しい食事の方が、健康に効果があるかもしれません。

それぞれ描く自身の健康に向かって、バランスを考えて摂っていく。食と向き合うことは、とても価値があります。食との接し方の一つとして、このブログが役立ちましたら嬉しく思います。



2. 旬を意識して食べてみよう!


旬の食材

▲ 旬を知り旬を食す。栄養が一番高くなる季節は旬。


2-1. 作物には旬があり、得意分野がある

季節の食材、食べていますか?

買い物に行って、カゴの中を見たら、買ってる野菜は、いつも同じだった。なんてことになっていませんか、、

今、ハウス栽培は浸透し、品種は改良され、栽培技術は上がっています。

一年中、ほとんどの野菜が手に入るようになりました。一年中、同じ野菜が食べられるようになりました。とても嬉しいことですが、一つ一つの作物には、必ず旬があります。

私たちの体が求める栄養は、その時期の旬の作物に多く含まれます。美味しく、栄養多く、安価にもなりやすい、旬は、とても有難い季節です。



山菜 デトックス

▲ 旬の比重を少し増してみる、まずは初めの一歩。


2-2. 春苦味、夏酸味、秋辛味、冬厚味

「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は油と合点して食え。」

明治の医師で、食育の祖とされる石塚左玄氏の言葉で、「その季節の食べものを食して欲しい」という意味です。

  • 例えば、春。山菜や春野菜は、ポリフェノール(苦味成分)・ミネラルを多く含みます。
    新陳代謝を促して、冬に溜まった老廃物・脂肪を排出します。血液をキレイにします。
  • そして、夏。肌ダメージの主原因は、紫外線とされます。鉄がサビるように、体が酸化・老化していきます。
    そんな時は、抗酸化作用の強いトマト・ピーマンなど、色鮮やかな夏野菜が良いです。

夏野菜は、強い紫外線に耐えるため、自身を守る抗酸化物質を作ります。私たちは、その恩恵を得ています。いつもの野菜に、旬の比重をちょっと増してみる。そんな意識で十分と思います。


2-3. トマトとホウレン草、年間栄養推移

下表は、厚生労働省の資料で、「トマト」と「ほうれん草」の月別の栄養比較です。

一年中店頭に並ぶ、同じ野菜でも、「旬の時期」と「旬でない時期」で、栄養素含有量に大きな差が生じています。


トマト カロテン

出典:厚生労働省「トマト カロテン含有量 月別比較」

トマトのビタミン「カロテン」の月別含有比較です。7月が「528μg」に対し、11月は半分以下の「241μg」です。



ほうれん草 ビタミンC

出典:厚生労働省「ほうれん草 ビタミンC含有量 月別比較」

ほうれん草の「ビタミンC」の月別含有比較です。12月が「84mg」に対し、9月は約1/5の「17mg」です。

同じ「トマト」、同じ「ほうれん草」を食べたとしても、時期によって、栄養摂取量は、これだけ変わってきます。

旬が最も栄養高く、旬に食すことが最も効果的です。旬を考えた季節の献立を、心掛けていきたいですね。



3. 日本食を意識して食べてみよう!


和食

▲ 日本人が紡いできた「美と健康」、和食の文化。


3-1. 灯台下暗し、見直そう日本の和食

和食は、四季に富んだ自然の美しさを表現したり、正月や節句など、旬の食材を使った年中料理を楽しんだり、日本人の豊かな感性を作ってきました。

2013年12月、ユネスコ世界無形文化遺産へ「和食」の登録が追い風になり、和食は、世界の美味になりました。

和食の魅力は、今や世界の人々に浸透しています。独特の味覚「旨味」を演出する出汁も、世界中のシェフが使う時代になりました。

世界一の長寿民族である、日本人。「美味・健康を極めれば、和食にあり。」日本の素晴らしい伝統・和食を、改めて見直してみましょう。



一汁三菜

▲ 一汁三菜の和食、古より継がれた日本人の栄養。


3-2. 塩分少し多いも、和食は栄養理想食

  1. 和食は、主食、主菜、副菜(2品)、汁物で構成される一汁三菜。バランス良く5大栄養素が摂れる理想食です。
  2. 海の幸(魚、貝、海藻)から、山の幸(野菜、果物、きのこ)まで、旬を活かす料理が並びます。
  3. 多様な素材の特長を生かし、蒸す、焼く、煮るなど、油を抑えた調理法が大半です。
  4. 味噌、醤油、酢、味醂の調味料、漬け物、納豆など、腸内環境を整える発酵食品を多く食します。

日本の食事は、汁もの、調味料、保存食が多く、塩分を摂取しがちです(パンの方が、塩分多かったりしますが)。

それでも、日本食は、日本人が長年積み上げてきた、日本の風土に合った、多くの日本人の体に適する食事です。



狩猟民族

▲ ハンバーガーは美味だけど日本人の胃腸も知ろう。


3-3. 欧米人より長い、日本人の胃と腸

徳川家康は、胃がんで弱っていた体に、天ぷらの食べ過ぎで体調を崩し、死期を早めたとされます。そもそも日本人は、油の適応力に弱い民族です。

日本人は、植物食中心の農耕民族。欧米人は、動物食中心の狩猟民族。日本人と欧米人は、胃腸の構造が違います。

  • 日本人は、消化の悪い食物繊維を、しっかり溜めて砕くことに重点が置かれます。
    消化酵素は、デンプン消化の比重が大きく、糖類のエネルギー代謝に優れるとされます。
  • 欧米人は、肉・バター・チーズ・脂肪など動物性タンパクを食し、消化酵素を多く、多岐に渡って持ちます。
    動物食を過剰摂取しても、胃腸を壊すことが少ないのです。

消化酵素の少ない日本人は、動物性タンパクを多量に食べた時、胃腸への負担がかかりやすいです。
いつもでなくても、日本人は、体質に合う、昔ながらの食事を中心に据えるようにしていきたいですね。



4. 安全を意識して食べてみよう!


無農薬

▲ 肥大化は化学肥料。本来の多くは小振りなサイズ。


4-1. 作物本来の姿、想像してみて欲しい

  • 冷蔵庫に1週間以上放置しても、元気な野菜。本来なら、萎びるはずです。
  • 大きさを競って値付けされ、店頭に並ぶ果物。日本の果物は、大き過ぎます。本来もっと小振りです。

「いつもの大きさで、いつもの容姿で、いつもの価格で、いつもの量を、発注したら早く」を求められます。そうなったら、農薬や化学肥料に頼らざるを得ません。

FAO(国連食慮農業機関)の調べでは、日本の単位農地当たり農薬使用量は、残念ながら先進国一です。

日本は、中国・韓国に近い、世界トップクラスの農薬使用量を誇ります。国産だから安全とは、とても言えません。



有機栽培

▲ 有機人参を育む、微生物が多く住む無農薬の黒土。


4-2. 栄養面も優位、無農薬や有機栽培

  • 農薬や化学肥料を撒いた土壌は、有機物が不足します。土中の微生物・虫・小動物が減り、土壌が痩せます。
    見た目は良いけれど、栄養価の少ない作物が育ちます。
  • 有機質肥料を与えられた土壌は、土中の微生物が育ち、有機質の分解が促されます。
    大地が生き、豊富な栄養を吸い上げる作物を生み出します。

そして可能なら、作物は、丸ごと皮ごと食したいです。実以上に、皮やその付近に栄養が詰まっています。

人参なら、皮の内側ぎりぎりのところに、最も多くのβ-カロチンが含まれているとされます。お米なら玄米を、小麦粉なら全粒粉を食したいです。



食の安全

▲ 窓がなく照明が作る昼夜。出る時は命を終える時。


4-3. 可能なら、素性の分かる食を選ぼう

牛や豚や鶏は、どんな餌を食べて、どのように育てられて、どのように運ばれてきたのだろうか。

  • とても生き物が入ると思えない檻の中で一生を過ごし、抗生物質まみれにされる家畜がいます。
  • 肉体の成長に骨が追いつかず、自分の足で立てないほど成長促進されて、屠殺場へ送られる現実があります。

もちろん、こうした食が全てでありませんし、食べてもすぐに、体調に異変が起きたり、病気になったりすることもないでしょう。でも少しずつ、体の力がそがれていく危険があります。

可能なら、作り手が公表されている食材を選びたい。可能なら、作り方が明らかな食材を選びたい。身近なお店で探すのは、大変とも思いますが、意識を持つだけでも変わっていくはずです。


以上です。最後までお読みくださり、有難うございました。


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