商品詳細|りんご サンつがる 葉とらず 小玉
当園で育つリンゴは、出来得る限り樹上で生らし、収穫します。
農薬は、極力使いません。殺虫・殺菌剤を少量使用し、除草・殺そ・植物成長調整剤等、他農薬は不使用です。
化学肥料は、一切使いません。無理に肥大化させないため小振りリンゴが多めですが、その分濃く凝縮して実ります。
青森県三戸郡南部町は、古くから町を挙げてリンゴ栽培を推進してきました。
1. 耐寒果樹リンゴの色付に必要な一定以上の寒冷期があり、
2. 津軽よりも大きいと言われる、青森県一の気温差があり、
3. 多照・少雨で、陽当り・水捌け良い丘陵台地帯を有します。
さらに、軟い火山灰土壌が、地中深く根伸を助け、多様なミネラルを吸い上げる果樹を育てます。
「葉とらずりんご」は、葉が生む養分を最大限に得るため、最後まで葉を取らず収穫するリンゴです。
通常、葉跡なく見栄を良くする「葉とり」をしますが、リンゴの甘味は、葉の光合成で作られた物質(ソルビトール)が、果糖に変換され甘くなります。
無袋で「葉とり」せず、色ムラが起きるものの、これぞ本来の姿。収穫の時まで、葉の恵みの吸収を続けるリンゴです。
無理に肥大促進させない栽培のため、小振りなリンゴが比較的多く実ります。
大きさ足らずで外された、小玉サイス(直径約6~8cm)の「葉とらずリンゴ」です。
尚、小玉は、大玉・中玉に比べ味抜けしにくく、凝縮して濃い食味になりやすい特長があります。
9月上旬頃から収穫が始まり、「ふじ」に次ぐ収穫量を誇ります。
早生種の中で一番甘いとされ、やや硬い肉質、多果汁、軽い酸味が特長で、残暑の初秋に爽やかな甘味が喉を潤します。
日持ち性が若干早く「蜜」の入らない品種ですが、リンゴシーズン到来を告げる、爽快甘味の「サンつがる」です。
■ 作り手 「ユッキーファーム」 さん(青森県)
農園を代々営む六代目、青森県南東部・岩手県に接す丘陵地に農園を構えます。
夏、グッと汗ばむ日も、農園に入ると「森林浴に来たかのよう」、ガラリと空気が変わります。
街で感じるムッとする空気は感じません。化学肥料を撒かないからですが、木漏れ日や芳香が心地良く、「このまま寝てしまいたい」そんな気持ちにさせる空気が、ここにはあります。
7月、一玉一玉に養分を集中させる摘果作業(余分なリンゴを取り除く)真っ只中。
育ち良い実だけ残し、間隔を約20cm以上空け、摘み取り落していく。3/4は落していく。
地面には、ピンポン玉ほどの実が散乱しますが、1cm位の実の頃も摘果を行っています。地道な作業の末に実りがあると改めて実感します。
当園作物に共通するこだわりは「土」です。自家肥料に入る鶏糞も、抗生物質を給餌しない鶏から得ます。
除草剤を撒かない農園は、クローバーが咲き誇り、他園とは草が違います。草を見ればどんな栽培か分かると言います。
減農薬・無化学肥料栽培の土壌から生まれ、樹上完熟で収穫したリンゴの食味を感じて頂けましたら幸いです。