商品詳細|さくらんぼ 紅秀峰 秀品
渡り鳥が寄ってくる有機土壌で育つさくらんぼ、紅秀峰です。
木々の間隔、枝の剪定法、木に生らす果実数、極力使わない農薬、有機肥料の土壌づくり、美味しさと安全のさくらんぼを目指し、土・草・虫・微生物・菌に至る多様な自然の力を借りて環境循環農業を実践しています。
瑞々しく、甘酸っぱい果汁が弾ける肉感的な噛み心地と、絶妙な甘酸バランスを是非ご体感ください。
山形県内陸部は、低温休眠期を要すさくらんぼ栽培の最適地と言われます。
日本のさくらんぼ生産量の7割以上を山形県が占め、その内の3割を東根市が産出します。
当園は、最上川沿いの長瀞地区に構え、山形盆地を北流する最上川が豊富な水源となり、自然肥沃度の高い土壌がつくられ、高い糖度で熟すさくらんぼを育みます。
山形県東根市は、東西を走る奥羽・朝日山脈に雨雲を遮られ、さくらんぼ生育期に好天が続きます。
2007年まで日本最高気温を74年間も保持したほど暑い日中である一方、日没後は、グッと涼しくなります。
昼間の好天と高温が光合成を活発化させ、多くの養分(甘味の素)を作り出します。対して夜間の冷たい空気が呼吸を抑え、養分を消費せず蓄積させます。だから東根産さくらんぼは、甘味を備えて育つのです。
紅秀峰は、ダントツ存在の佐藤錦と比べても劣らない食味、糖度も20度前後へ迫る濃厚さくらんぼです。
佐藤錦の弱点(味わい絶品ですが、若干軟らかく、美味しいものほど短命)を補い、1979年に山形県で誕生しました。
霜に弱く、枯死の危険性があり、大変な摘果作業等、栽培上弱点が多いものの、果肉は硬く歯応えがあり、保存性は高く高温にも強く、控えめな酸で甘味が強い特長を有します。
■ 作り手 「土田果樹園」 さん(山形県)
根伸を促す深い撹拌を行う土壌。陽射しを届かせるため7×6m四方に1本の間隔で植える木々。
放っておくと、多量の枝が生えてきます。育つ前にどんな枝に育ち、どんな実をつけるか思い描き、枝幹を剪定していきます。
陽の光を存分に浴びて、一玉一玉に養分が行き渡るよう、農園全体をデザインしながら栽培しています。
農薬は、極力使わず育てます(病気・虫に弱いさくらんぼの無農薬栽培は、不可能に近いです)。
化学肥料は、一切使わず堆肥・籾殻・卵殻・豆殻等有機肥料で育ち、木からもいでそのまま食せるさくらんぼです。
「草も木も微生物も、土から生まれたものは全て土へ返す。」この畑には、キジや白鳥も寄ってきます。
さくらんぼの収穫期間は、長くても2週間。短い実りのために、一年中の作業があります。
収穫は、夜明けとともに始まり、朝摘み取ったさくらんぼは、その日に発送します。
「美味しかったの一言が何よりも嬉しい。」今までのイメージが変わるような体験をさせてあげたいと思いながら、自信を持って送り出します。