商品詳細|ブドウ 高妻
果樹本来が持つ力と自然のリズムを大切に、種を溶かすホルモン剤不使用の「種あり葡萄」です。
水捌け良い砂状質土壌と内陸寒暖の環境下、ハウス無農薬・路地8割減農薬で、糖度18度を超える葡萄を育てます。
草が茂り、馬や山羊が闊歩する葡萄園で樹上完熟に達す高妻。早朝から収穫は始まり、当日中に発送します。
市場に出回る殆どの葡萄は、種がありませんが、当園の葡萄は、一粒一粒に種が入っています。
「種なし葡萄」は、品種改良ではなく、開花した花穂をホルモン剤(ジベレリンという農薬)に浸け、種を溶かします。
「種あり」に加え、無化学肥料栽培によって肥大化も強いていないため、若干食べ辛いですが、味濃く凝縮した葡萄に育ちます。
北に筑後川、中央に巨瀬川が流れ、南に「水源の森百選」耳納(みのう)連山を擁す、巨峰栽培発祥地、田主丸町。
葡萄の糖度は、一般に15~18度ですが、20度を超える葡萄も少なくありません。
日本に珍しい花崗岩の砂状質土壌で水捌け良く、根は地中深く伸び多様なミネラルを吸収し、大分県境に近い内陸寒暖差が、葡萄に甘味を与えます。
病気や害虫に弱い葡萄の栽培は、農薬等化学薬品が不可欠とされます。
しかし、当園の葡萄は、土・草・動物・虫・微生物・菌に至るまで、自然の力を借りて育ちます。
除草剤で土が剥き出し、ネットで覆う一般的な葡萄園とは明らかに違います。上手に草を茂らせると、鳥は何が隠れているか分らず怖がり、近寄りにくくなるとも言います。
■ 作り手 「中野果実園」 さん(福岡県)
砂状質土壌で果樹栽培に適す、巨峰栽培発祥地の久留米市田主丸町(巨峰誕生地は伊豆)。
ハウスは無農薬、路地は8割減農薬、ともに無化学肥料で栽培し、約50品種の葡萄を育てます。
肥大化を促進せず、大粒美麗な外観からは若干劣るかもしれませんが、20度に迫る糖度で、濃く凝縮する葡萄を作ります。
園内では、山羊と馬が闊歩し、農薬を浴びず生い茂る多様な草を、悠然と食べています。
枯草・糞等有機物を分解する虫・微生物が集い、酸素が運ばれ、通気、排水、保肥、膨軟に富む土が生まれます。
堆肥、米糠、油粕等を発酵させて作る自家製有機肥料を加え、健康な大地から健全な葡萄を育てます。
当園の葡萄は、約1ヶ月、結実や収穫が遅れます。
「種なし葡萄」を作るホルモン剤は、種を無くすとともに、結実・肥大化・着色を促進させます。
果樹本来のサイクルに従い、じっくり登熟させて収穫を迎えます。薬品に頼らず、木からもいでそのまま食せる葡萄をご賞味頂けましたら幸いです。