商品詳細|峰松海産 真牡蠣
有明海最大の高低差6mの干満を有す、佐賀県藤津郡太良町。
餌(海中プランクトン)が豊富なため、潮が引いた干潟には、天然・野生の牡蠣がゴロゴロと生息しています。
有明海特有の低い約3%の塩分濃度(一般に海は約3.4%とされます)と、激しい干満潮流が、身を守るためのグリコーゲン(旨味成分)を蓄積させ、甘味の強い牡蠣を育てます。
有明海は、牡蠣の生育に適し、他の海域では2年を要するサイズが1年で同等サイズに成長します。
有明海へ流入する河川の流域面積は、有明海域面積の5倍を誇り、餌となるプランクトンが大量に注ぎ込まれます。
豊富な餌が、殻よりも中身の成長を加速させ、身の大きさに対し殻の薄い、ズシリと食べ応えある牡蠣を育てます。
太良牡蠣は、稚貝の時から、海水に半日浸り、太陽に半日照らされます。
低塩分海水と太陽に繰り返し鍛えられ、水分含有の少ない、生命力の強い(グリコーゲンの多い)牡蠣に育ちます。
水分蒸散が少なく、加熱に滅法強く身が縮まず、鍋に入れても、焼いても、揚げても、損なわない強さを持ちます。
当真牡蠣は、海から引き上げ、殻を磨いた後も、すぐに出荷を致しません。
再度カゴに入れ、筏に吊るし約2週間。身をしっかり入れた後に水揚げし、厚みのある牡蠣を選別し、出荷します。
● お届けの真牡蠣サイズ。
・L:体重100~160g、殻長11~15cm
・M:体重50~110g、殻長8~12cm
・S:体重30~60g、殻長6~9cm
太良町竹崎で育つ牡蠣は、特別に「竹崎カキ」と呼ばれます。
一般的な牡蠣より、タンパク質(1.9倍)、脂質(1.7倍)、炭水化物(2.2倍)多く、水分(0.8倍)少ない調査報告があります(有明水産振興センター調べ)。
「身が縮まんで味がこゆか」の所以です。殻を開けた時、密度濃い色合と、ギッシリの身入りを是非ご体感ください。
■ 作り手 「峰松海産」 さん(佐賀県)
佐賀県太良町は、「水源の森百選」に選ばれる1000m級の多良岳山系を背後に擁し、有明海湾奥に位置します。
有明海最大の6mに及ぶ干満が、海水を激しく掻き混ぜ、多くの流入河川が大量のプランクトンを運び込みます。
更に、農業肥料にも使われる豊かな泥土が、世界的にも特異な独自の生物相を形成し、力強い牡蠣の身体を作ります。
春、小さな牡蠣の稚貝が、12月になると、身をギッシリ蓄えた牡蠣に育ちます。
3月:強い生命力を得る干満場に吊し、5月:海上の筏に移し、10月:引き上げて団子状に貼付く牡蠣を一粒一粒ドリルで外し、海へ戻します。
12月:フジツボ等付着物を磨き落とした後、再度カゴに入れて約2週間筏に吊るし、身入れ工程を経て、出荷に至ります。
冬になると、佐賀県太良町から長崎県小長井町にかけて多くのカキ小屋が出現し、観光客で賑わいます。
潮流・干満・低塩分海水・豊かなプランクトンを有す有明海と作り手が加える手間。小振りでも、殻を開くとギッシリの身入りを実感できるはずです。
加熱しても身が縮みにくく、どんな料理でも、味わいを損なわない「竹崎カキ」の醍醐味を、是非ご賞味ください。