隠岐の島産,岩牡蠣

殻を開くと、乳白色で丸々と肥えた身体が目に飛び込んできます。

むっちりグラマラスな身体を頬張ると、ツルッと冷たい舌触り。噛みしめると、磯の香りで溢れ、クリーミーな味わいが広がります。

クセになる喉に伝わる喉越し、じんわりと残る牡蠣の余韻。先ずは醤油やレモンを垂らさないで食べてほしい。日本海隠岐の海の香りと、岩牡蠣の素材そのものを感じてください。

 

岩かき,生食

本土から70km離れる隠岐の島は、山、川、海、とにかく豊かな自然を有します。

隠岐の中でも特に綺麗な水質の最北端、中村地区。住民が少なく、生活・工業廃水が殆ど出ない海域です。

更に、山のミネラルを蓄えた名水100選の湧水が、中村川を経て湾口に注がれ、海中プランクトンを育てます。プランクトンを餌とし、最低3年以上育てられる岩牡蠣は、最良の旨味を生み出します。

 

岩牡蠣,生食

大きい岩牡蠣は、殻長が15cmを優に超え、「こんなにデカいの!?」と驚かされます。

一般に「牡蠣」と言えば、冬に出回る真牡蠣(育成期間1~2年間)を指しますが、岩牡蠣は、春~初夏に旬を迎え、3~7年かけて育つ大型の牡蠣です。

2Lで350g以上、Lで300g以上、Mで250g以上、Sでも200g以上あり、滅多にお目にかかれない大きさを誇ります。

 

■ 作り手 「美保丸」 さん(島根県)

岩カキ,生食

2013年9月、世界ジオパークに「地球の不思議と出会う島」として認定された隠岐の島。

約550万年前の火山で誕生し、約1万年前に離島になり、不思議な生態系、独特の地域文化、そして豊かな海と大地に育まれた美食を有します。

「一度潜ると、この海の凄さが分かる。」と言われる豊穣の海から、肥えた岩牡蠣をお届けします。

 

隠岐の島,岩牡蠣

岩牡蠣の周りに、海藻がビッシリと貼り付く5月下旬~6月上旬、岩牡蠣漁は最盛期を迎えます。

隠岐の島は、対馬暖流・リマン寒流が交わる全国有数の漁場で、海藻唯一の天然記念物クロキヅタが生息し、生き物が育つ環境が整っています(境港で水揚される松葉ガニも隠岐近海が漁場です)。

釣り上げた岩牡蠣は、2年目に入る段階で、更にここから1年以上の工程を経て、出荷に至ります。

 

隠岐の島,岩カキ

藻を取り除いて洗浄し、7~8個で固まるダンゴ状をドリルで剥き取り、形良く育つ岩牡蠣を選別し、再び海に戻して育成させます。

海へ戻して1~3年、詰まった身入りを確認し、回転刀で殻を磨いて付着物を削り落とします。この作業が結構難しく、削り不足だったり、削り過ぎて身まで達してしまったり…。

次から次へ水揚される岩牡蠣を1つ1つ丁寧に磨き、この後、殺菌工程に入ります。

 

隠岐の島,岩かき

出荷岩牡蠣の全てに紫外線殺菌海水の流水浄化を行います。「生食用牡蠣」とは、新鮮どうかではなく、殺菌工程に則りきちんと殺菌されたかどうかです。

1. 採取海域の海水検査(ウイルス・貝毒等)。
2. 出荷前24時間以上の殺菌海水流水浄化。
3. 浄化水槽の定期検査。

検査基準を全て満たして出荷し、安心「生食」岩牡蠣をお届けします。必須アミノ酸を全て含み、ビタミン、ミネラル、グリコーゲン、様々な栄養素を持つ岩牡蠣の旨味をどうぞご賞味ください。