舞茸,原木マイタケ

無農薬、無肥料、極めて天然に近い自然農法で育つ、真室川町産原木舞茸です。

「一般的な舞茸(菌床栽培舞茸)とは別物?」と思わせるほどの驚きを得ます。

大きさ、香り、食感、味わい、全てが違います。大きく黒く、華やかな芳香を放ち、サクサク歯触りの豊かな食味をご賞味頂けたら幸いです。

 

舞茸,無農薬

山形県最北部で秋田県に接し、町域の大部分を森林が占め、林業の町として栄えた真室川町。

真室川町から、県境を越え秋田県湯沢市に至る地域は、日本有数の豪雪地で、一年中の高い湿度を有します。

高い湿度は、キノコ生育に適し、菌糸繁殖を活発にさせます。古くから天然・原木キノコ採取が盛んで、春の山菜とともに真室川町の顔です。

 

舞茸,原木舞茸

「発見すると、舞い上がって喜んだ」に名が由来するほど天然舞茸は、珍しく幻のキノコと呼ばれます。

天然舞茸の高貴な芳香とサクサクの食感は、菌床栽培舞茸ではなかなか表現出来ません。

株が一際大きく、肉厚の弾力性に富む真室川産原木舞茸は、天然舞茸に極めて近い濃い食味を生み出します。

 

舞茸,原木

舞茸は、「香り松茸、味しめじ」という諺があるほど、松茸に挑むポテンシャルを有します。

焼いて良し、煮て良し、炒めて良し、揚げても良し、どんな料理とも相性を発揮する万能キノコです。

尚、当園舞茸は、傘も美味ですが、茎も美味しいです。太く食べ応えある重量感は、原木舞茸の醍醐味の一つです。

 

■ 作り手 「真室川きのこ本舗」 さん(山形県)

マイタケ,無農薬

町域大部分を占める森林、サケ・マスが遡上する清流、手付かずの自然が残る山間部、山形県真室川町。

生産量日本一を誇るナメコ等、キノコ生育に適す、年間を通した高湿度地域に、舞茸ハウスを構えます。

無農薬、無肥料で自然に則し、自然の力のみで、天然と殆ど遜色ない、大きさや色合い、香り、食味品質の原木舞茸を育てます。

 

マイタケ,原木

厳冬の1月、ミズナラ・コナラを伐採し、15~20cmに細切りし、苗床「ボタ木」を作ります。

雑菌に弱い舞茸菌を、熱湯で煮沸殺菌消毒したボタ木に接種し、培養します。

7月、びっしり舞茸菌に覆われたボタ木を土中に埋め、枯葉を敷きます。そして9月下旬、芳香を放ちながら、黒々した舞茸が発生を始めます。

 

舞茸,山形県

11月中旬頃から降り始めた雪が、GW近くまで残る豪雪地域。

長い大雪の冬を耐え、春の訪れとともに新しい命は、勢いよく芽吹き、逞しさを備えます。

高湿度により、活発な舞茸菌繁殖が起こり、豊かな森から切り出したボタ木の養分を得て、分厚く、華やかな香りの原木舞茸に育ちます。